1979-03-22 第87回国会 参議院 商工委員会 第4号
これらの状況を踏まえ、繊維工業審議会及び産業構造審議会におきまして、今後の構造改善のあり方について慎重な審議が重ねられ、昨年十一月、今後の繊維工業をめぐる厳しい内外環境から見て、わが国繊維工業は、製品の一層の高付加価値化、差別化を図っていく必要があるが、繊維事業者の自主的努力のみをもってこのような対応を早急に進めていくことは困難であると考えられること、関係業界においても、懸案の過剰設備の処理が進み、
これらの状況を踏まえ、繊維工業審議会及び産業構造審議会におきまして、今後の構造改善のあり方について慎重な審議が重ねられ、昨年十一月、今後の繊維工業をめぐる厳しい内外環境から見て、わが国繊維工業は、製品の一層の高付加価値化、差別化を図っていく必要があるが、繊維事業者の自主的努力のみをもってこのような対応を早急に進めていくことは困難であると考えられること、関係業界においても、懸案の過剰設備の処理が進み、
わが国繊維工業は、厳しい内外情勢の中で、知識集約化を目指した構造改善を早急に推進することが要請されておりますが、このような対応を、大部分が中小零細企業である繊維事業者の自主的努力のみをもって早急に進めていくことは困難であると考えられること、関係業界においても、懸案の過剰設備の処理が進み、これから前向きの構造改善に取り組むべき段階に来ていること等から、構造改善期間を五年間延長し、繊維事業者の自主的努力
これらの状況を踏まえ、繊維工業審議会及び産業構造審議会におきまして、今後の構造改善のあり方について慎重な審議が重ねられ、昨年十一月、今後の繊維工業をめぐる厳しい内外環境から見て、わが国繊維工業は、製品の一層の高付加価値化、差別化を図っていく必要があるが、繊維事業者の自主的努力のみをもって、このような対応を早急に進めていくことは、困難であると考えられること、関係業界においても、懸案の過剰設備の処理が進
そこで、基本指針の内容として考えておりますのは、まず第一は、わが国繊維工業の構造上の問題点を考えておることです。零細性、工程間の分断と賃加工生産形態、それから上流偏重、量産偏重、輸出依存、流通経路の迂回性、それから市況性ということです。で、現行の構造改善事業は、このような構造上の問題点はすべてに応じることができておりません。特に将来性という点についていろいろ考えるべき問題があるわけであります。
すなわち、国際的には、東南アジア諸国を中心とする発展途上国の繊維工業の急速な成長により、わが国繊維工業の国際競争力は急速に低下しております。また、国内におきましては、労働力需給の逼迫による労働力不足、賃金の急上昇等によるコストの上昇等の諸問題に直面しているとともに、繊維製品に対する需要動向の変化に対する迅速な対応を求められております。
特定繊維工業構造改善臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) わが国繊維工業は、国内需要の伸び悩みと輸入の急増等により、企業倒産の増加、操業低下等きわめて深刻な事態に立ち至っている。 よって政府は、かかる事態を打開するため、緊急な融資の拡充、秩序ある輸入体制の確立等に努めるとともに、本法施行にあたり、次の諸点につき特段の措置を講ずべきである。
すなわち、国際的には、東南アジア諸国を中心とする発展途上国の繊維工業の急速な成長により、わが国繊維工業の国際競争力は急速に低下しております。また、国内におきましては、労働力需給の逼迫による労働力不足、賃金の急上昇等によるコストの上昇等の諸問題に直面しているとともに、繊維製品に対する需要動向の変化に対する迅速な対応を求められております。
わが国繊維工業にとりましては、このような需要動向の変化に、より迅速に、また、より適切に対応し得る供給構造に移行していくことが、国民生活の質的充実に対する寄与という観点からばかりでなく、高付加価値産業に、あるいは知識集約型産業に脱皮することになり、発展途上国によるきびしい追い上げの中にあるわが国繊維工業を合理的な国際分業の中に積極的に位置づけ、長期的に安定した地位を確保するという意味においてもきわめて
しかしながら、その後のわが国繊維工業をめぐる内外の経済環境は、当初の予想をはるかに上回る急激かつ広範な変化を遂げております。すなわち、海外におきましては、発展途上国における繊維工業のめざましい発達があり、これら諸国における自給度の向上と第三国市国におけるわが国製品との競合によりまして、従来、海外市場において圧倒的地位を誇っていたわが国の繊維製品が次第に後退を余儀なくされつつあります。
しかしながら、その後のわが国繊維工業をめぐる内外の経済環境は、当初の予想をはるかに上回る急激かつ広範な変化を遂げております。すなわち、海外におきましては、発展途上国における繊維工業の目ざましい発達があり、これら諸国における自給度の向上と第三国市場におけるわが国製品との競合によりまして、従来、海外市場において圧倒的地位を誇っていたわが国の繊維製品が次第に後退を余儀なくされつつあります。
このように重要な業種でありながら、両業種とも、設備構造のおくれ、過小規模企業の乱立による過当競争といったような構造上のひずみをかかえており、これを放置すればわが国繊維工業全体の発展を阻害することになるおそれがございます。このため、両業種を特定繊維工業構造改善臨時措置法の対策業種として加え、抜本的な対策を講ずることといたしております。
わが国繊維工業を取り巻く内外の経済的諸条件の著しい変化にかんがみ、繊維工業の中心的業種である綿糸、スフ糸、合繊糸及び混紡糸を製造する紡績業並びに綿スフ及び絹人繊織布業の構造改善をはかるために本案が提出されたものであります。
このような構造改善の目標は、申し上げるまでもなくわが国繊維工業の国際競争力を強化し、重要輸出産業として、また国民生活必需品産業として、長期的発展の方途を確立することにあると存じます。 近年、わが国繊維工業を取り巻く内外の環境は著しく変化しております。外におきましては、先進国繊維工業の構造的強化再編成、後進国綿業の著しい台頭、内におきましては、労働力需給の逼迫と賃金の上昇傾向がそれでございます。
この間にあって先進諸国によるその繊維工業の構造改善策が相当の効果をおさめつつあることは、一方では、わが国にとって楽観が許されないできごとでありますとともに、他方、わが国繊維工業の構造改善の早期実施に対する教訓を与えるものと申せましょう。
この間にあって、先進諸国によるその繊維工業の構造改善策が相当の効果をおさめつつあることは、一方では、わが国にとって楽観が許されないできごとでありますとともに、他方、わが国繊維工業の構造改善の早期実施に対する教訓を与えるものと申せましょう。
まず、特定繊維工業構造改善臨時措置法案の趣旨でありますが、わが国繊維工業は、国民の衣料及び生産資材の供給と多額の輸出を行なう重要産業でありますが、その零細過多性等構造上の脆弱性に悩み、加えて労働力需給の逼迫、発展途上国繊維工業の発達等、内外の経済的環境は最近一段ときびしさを加えるに至っております。
繊維新法は、御承知のように発展途上国の繊維工業の発展、それから国内における労働力需給の逼迫等、内外情勢の推移に対処いたしまして、わが国繊維工業の国際競争力を強化するため、四十三年の十月以降自由競争体制に入ることを明示いたしまして、この間業界がみずからの力でこれに対処する体制をつくることを前提として制定施行せられたものであると存じます。
このため、現行法の期限が昭和四十年の六月であるにもかかわりませず、すでに昭和三十六年秋ごろから現行法の改廃問題が論議をされて、ここ数年の間、業界において、また繊維工業設備審議会において、あらゆる角度から現行体制について検討が加えられ、結論として、過剰精紡機の廃棄を促進させる措置をとることによって繊維工業の合理化をはかり、企業の創意の働く自由競争基盤を確立して、わが国繊維工業の国際競争力を強化するための
この法律案は、綿紡績を中心とする慢性操短体制を打確し、企業の創意を生かしながら、自由競争基盤を確立するため、過剰精紡機の凍結、廃棄を中心として、わが国繊維工業の再編成をねらいとするものであり、その方向はおおむね妥当なものと認めます。しかしながら、国内においていかに十分なる体制を整えても、一たん目を、わが国繊維工業を取り巻く諸情勢に転ずるとき、そこには容易ならぬ大きな壁が立ちはだかっております。
ひるがえって、わが国繊維工業、特に紡績業の現状を見まするに、戦後の復興需要に応じて急激な増設が行なわれたこともありまして、設備の過剰状態が著しくなり、これに対処し、繊維製品の輸出の正常な発展に寄与するため、昭和三十一年に現行繊維工業設備臨時措置法の制定をみたのであります。
ひるがえって、わが国繊維工業、特に紡績業の現状を見まするに、戦後の復興需要に応じて、急激な増設が行なわれたこともありまして、設備の過剰状態が著しくなり、これに対処し、繊維製品の輸出の正常な発展に寄与するため、昭和三十一年に現行繊維工業設備臨時措置法の制定を見たのであります。
また近畿地方は、繊維工業の生産がわが国繊維工業の重要な地位を占めておる関係上、その影響も繊維相場に現われ、その解決策として繊維製品の輸出振興対策の樹立が必要であることを痛感いたした次第であります。 以上申し述べましたような実情から、当面問題となります点を申し上げますと、繊維の輸出に関する件、中小企業金融に関する件、工業用水道建設に関する件、電源開発地点に関する件等であります。